2008年5月5日月曜日

機能、用途、形式、様式、およびジャンル

建築と工芸では機能と用途がよく問題にされる。 絵画では機能や用途が問題になることはあまりないだろう。 しかしイラストや図案、などでは問題になってくるが、これはもう工業デザインの範疇であって工芸に近くなる。 全く異なった分野である音楽ではどうだろうか。音楽で問題にされることが多いのは形式という言葉だろう。 とくにクラシックではソナタ形式とか、色々形式に名前が付けられている。 また音楽ではジャンルがよく使われる。クラシック、ジャズ、ポップス、歌謡曲、民謡、こういうものはジャンルと呼ばれることが多い。 現実には音楽にも「用途」はある。 ダンス音楽はダンスの伴奏が用途といえば用途である。 クラシックでは舞踊音楽が形式に変化した。 メヌエットやワルツなどがそうだ。 これらの言葉は互いに重なる部分が有る。 重なる部分を別の言葉に置き換えることによって、新たに何かが見えてくることもあるのではないか。

特にガラス工芸でよく問題になったのは機能、用途の問題である。 これらの言葉を形式、ジャンル等に置き換えてみて考えることも必要だろう。

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